最終節に久々の勝利。しかし、年間王者には届かなかった。やはり力が及ばないのか。いやしかし、まだチャンピオンシップがある……。
でもね。
鈴木啓太という漢と過ごす時間は、もう僅かしかなく、その時間では、もう一度一緒に世界の頂点を目指すことは、もはやできなくなるということ。
浦和の栄光の歴史に、だいたい啓太はいた。でも、そのチャンスは今期のチャンピオンシップと天皇杯が最後となる。
アジアの頂点から、世界に挑むことはもうできないけど、最後にもう一つだけ、栄光を一緒に掴み取りに行こうじゃないか。
ありがとう、啓太。そして、あともう少しだけ、頂点を一緒に目指そうじゃないか。