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レビュー/2019年ACLノックアウトステージラウンド16・2ndレグ/蔚山現代戦

2019.6.26
浦和3-0蔚山
得点:(浦)興梠2・エヴェルトン(蔚)おらん
蔚山文殊サッカー競技場

ほれみたことか、逆転の浦和じゃ!!

ということで、私はちのじも蔚山に遠征してまいりました。遠征記は後日として。

この試合、ずーーーっと雨がザンザ降りで、スタジアムに行くだけでびっしょびしょになる天候。ピッチは水たまりか??と思いきや、案外と水はけは良い様子。とはいえ、これだけ雨が降ると正確なパスやトラップは難しいので、比較的パスサッカーを展開する蔚山にとっては少し分が悪い・・・と思いたい。そんな感じでした。

敵地、蔚山文殊スタジアムは、メインスタンド以外は2階席をよくわからんシートで覆っており、浦和サポが陣取ったエリアも2階には入れず。ま、上からフラッグ類を吊るすために出入りはしていますが。全北でもそうですが、韓国のKリーグの人気のなさはすさまじいです。

浦和サポは事前情報でオフィシャルツアーで700人、他を入れると1,000人ではないか、という渡航者数らしいですが、たぶんそこまではいなかった気がしますけども、少なくとも500人はいたでしょうね。全体の観客数は公式発表では3,140人。そんなにいたのか?というのと、J2レベル・・・以下しか集客できない相手に負けるのは本当に堪らないので勝って繋げないといけんわ、という想いが募る一方でして。

浦和の布陣はいつもどおり、3-4-2-1で、DF槙野、マウリシオ、岩波、MF山中、青木、エヴェルトン、宇賀神、シャドーにファブリシオ、武藤、1トップに興梠という内容。サブには橋岡が入りました。

序盤から、宇賀神と山中は敵陣に深く入りながら、タッチライン沿いを行ったり来たり。サイドからの攻撃を意識する・させることでギャップを作るイメージでしょうか。1stレグよりも早めのプレスと相まって、スタートからしっかりボールを握っている感じ。

また、ビルドアップ時も遅攻とは言わないまでも、慌てずに後ろで回しつつ、気を見てワイドに使う、サイドチェンジを交えることで効果的な攻撃を展開していました。

一方、蔚山は、ま、2失点しなければ負けへんもんフフンというような感じで、1stレグでは嵌める守備がただヌルイ守備に変わっていたのは驚きです。ま、雨のせいもあったとおもうんですけどね(それ以上に観客の少なさが・・・かもしれんけど)。

さて、スタジアムでの観戦だと正直記憶もあいまいなので、Twitterからひろった動画でいろいろ振り返りましょう。

先ほど書いた通り、両サイドがワイドに、かつ、相手陣地内に深く入るフォーメーションでした。ただ、ファブリシオと山中の左サイドは正直コンビネーションが悪く、必ず山中のところでノッキングを起こすような感じでした。しかし、ファブリシオの個人技は脅威で、単騎突破などで見どころを作っていたのは事実。

先制点は右サイド、武藤と宇賀神のところから生まれました。・・・全部は覚えてないですけど。

このシーン、宇賀神はドリブルで右サイドを駆け上がっていき、センタリングをあげて興梠がヘディングで仕留めています。ここに至るまで何度か宇賀神からのクロスはあったのですが、ここでは宇賀神のクロスの精度も素晴らしいですが、興梠の卓越したポジショニングが光ります。よく見りゃ相手DFはちゃんと4枚ゴール前にいて、武藤はプレーに関与していたけどニアすぎるし、エヴェルトンはいるけど・・・という中、相手DFの間に入りフリーで受ける興梠。すごいよ興梠。

これで待望の先制点が生まれました・・・が、現場での感触では、ここまででもう1~2点取れてもおかしくない展開でした。ま、雨でシュートが定まらないってのは仕方ないし、それはお互い様でしたけどね。

そんなこんなで、前半は蔚山攻めてるピンチなところで時間だけ多分正確に笛が鳴り、後半へと。

さて、2点目を見ていきましょう。

この直前、ファブリシオに代えて杉本に、ここで1トップは興梠から杉本に代わり、興梠はファブリシオが担っていた左側のシャドーに入ります。これで山中とのコンビネーションも改善。

更に大槻さんはびっくりな采配を仕掛けます。なんと、岩波に代えて長澤。ここで、世間では4バックの4-2-3-1に代えた、と評されていますが、現場で思うのは2バックにしか見えないくらい、やはり宇賀神と山中は高い位置でタッチライン沿いを攻めている、2-4-3-1のような陣形にシフト。これ、完全に蔚山は混乱したと思います。

ただ、観ている限り、青木へ細かい指示を長澤投入時に話していたりしたので、恐らく(どっちみち守備には難あるエヴェルトンを前目にしつつ)後ろのリスクコントロールは青木がする(2バックに寄り添う)ってのを指示されたんじゃないかと思います。

が、それでもですよ。

2得点目ではなんと、マウリシオが右サイドに展開してそこからクロスを上げます。ここでも興梠の素晴らしいポジショニングが発揮されるんですよこれが。

動画を見るとよくわかりますが、左シャドーになった興梠は相手DFの背にポジションを置きつつ、相手の視界から見えないところから突入してヘディングしています。

ここでのポジションのギャップは、このクロスが本来2バックのコントロールをするマウリシオがしているという事実。よく考えましょう、ここまで2バックの一人が上がったら、味方も相手も混乱するって話ですわ。パスミスなくてよかった・・・という場面でもあります。

いずれにしても、1stレグでは采配で勝った蔚山に、大槻さんはまんまと嵌め勝ち切った、そんな結果を導き出しました。

そして、浦和の勢いはこれで止まりません。

大槻さんはこの博打にも似た手は2点目を得てさっさと元に戻すべく、宇賀神に代えて森脇投入。これで元の3-4-2-1に戻し、安定した守備に。とはいえ、蔚山の混乱はまだ続いており、ここにまたびっくりな追い打ちをかける浦和。

時間稼ぎのようなプレーを少し見せたりするものの、それでもまだアタックをかけ、揺さぶります。もちろん、オープンな展開になりつつあること、このままでは敗退する蔚山もパワープレイをかけてきます。

ここで光るのが、まさかのエヴェルトンとは。正直、この試合でもこれまでもそうですが、あまりリスクチャレンジをしない選手というイメージがあり、結果的に遅攻になるバックパスか横パスを選択するイメージの強いエヴェルトンですが、ここでは何故かシャドーアタッカーに。

https://twitter.com/soccermaniablog/status/1143863845955371009

左サイドの山中からのクロスは杉本へ。ゴール前には武藤が突入していたがその後ろにシャドーのごとく位置していたエヴェルトンに杉本はヘディングで渡し、ズドン。これで完全に浦和の勝利が決まりました。

もう蔚山にはひっくり返す力もなく、浦和は3-0・トータル4-2でしっかりと逆転勝ち。というかACLは2試合でひとつなので、実質的に大槻さんの不敗神話は継続したとも言えます。ま、いずれ負けることもあると思いますけど。

これで2019年のACL東アジアでの4チームは、ウチと鹿島、上海上港、広州広大というだいたい赤(鹿島は小豆色だけど)のチームの対決となりました。組み合わせは7/2に抽選で行うようです。とりあえず、鹿島との日本カニバリにならないことを祈りつつ、次のアウェイにも行けるように万全の準備をしたいと思います。いずれにしても、今年のACLは日本と中国の一騎打ちになったわけです。燃えるわ。

この試合のMOMは間違いなく興梠ですね。本当、よく浦和に来てくれたと思います。日本代表でずーーーっと活躍できると思うんだけどなぁ。なかなか出てこないよ、こんな巧いFWって。

さて、twitterからいくつか。

 


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